禁煙外来
禁煙外来について
現在において、やめられない喫煙の実態はニコチン依存症であり、本人の意思のみで長期間の禁煙ができる喫煙者はごくわずかであることが判ってきています。
わが国では平成18年度より禁煙治療の保険適応が認められるようになりました。
当初はニコチンパッチなどが主に使われてきましたが、平成20年5月より禁煙補助薬のチャンピックスが保険適応になりました。
これまでのパッチ剤に較べて成功率が高いと言われています。
これは、ニコチンを摂取しても脳内でのニコチン受容体への結合をブロックして、「タバコを吸っても気持ちよくならない」状態を作り出すものです。
またニコチンパッチと違いチャンピックスはニコチンを含まないため、心臓病や脳血管障害のある患者さんでも安心して使用できます。
飲み始めに軽い吐き気や頭痛が出ることがありますが、多くの場合は一時的で自然に消失します。
禁煙治療プログラムとは
このプログラムでは、3ヶ月(12週間)にわたり計5回の禁煙治療を行います。この治療は健康保険が使えます(1ヶ月約6000円、3ヶ月約18000円)。
まず初回診察で禁煙開始日を決めていただきます。
そして禁煙1週間前よりチャンピックスを服用開始。それから2、4、8、12週後に外来に受診していただきます。
禁煙後4週間ほどで体調が良くなったのを実感する人が多いようです。場合によりニコチンガム等の併用も奨励しています。
禁煙外来は初回診察のみ予約(予約料は必要ありません)とさせていただきます。